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秋の源氏山を歩く

鎌倉の源氏山を秋に訪れました。入口から続く小道を歩き始めると、木々の間からこぼれる柔らかな光と、爽やかな空気が迎えてくれます。背中にリュックを背負い、一歩ずつ進むごとに、日常の喧騒が遠ざかっていくような気がしました。

山の中腹にたたずむ「合鍵稲荷社」では、赤い幟が風に揺れ、静かな参道に凛とした空気が漂っています。鳥居をくぐると、背筋が自然と伸び、心が引き締まるのを感じました。小さな社ながら、訪れる人の願いを受け止める大きな存在感がありました。

さらに歩を進めると、紅葉が見事に色づいたエリアへ。頭上に広がる赤や橙の葉が秋の陽射しを浴びて輝き、まるで山全体が絵画のように染まっていました。落ち葉を踏むたびにサクッと響く音が心地よく、自然の中を歩く楽しさを実感しました。

秋の源氏山は、静けさと彩りに満ちた場所でした。参道を歩き、神社に手を合わせ、紅葉に見とれる。その一つひとつの体験が、心に優しく刻まれていきます。