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初秋の山梨を歩く

山梨県笛吹市の新倉山浅間公園、さらに甲府市の北に広がる昇仙峡へ、初秋の一日を楽しみに出かけました。

最初に立ち寄ったのは、新倉山浅間公園からの眺望。五重塔の向こうに広がる富士山の眺望が望める予定でしたが、この日は残念ながら富士山は雲に隠れてしまいました。しかしながら甲府の街並みと山々の風景は、どこか悠久の時間を感じさせてくれました。

昇仙峡は日本屈指の渓谷美を誇る景勝地。巨岩と清流、そして豊かな緑が織りなす風景は、訪れるたびに新たな感動を与えてくれます。渓谷を歩いていくと、名瀑・仙娥滝が姿を現します。高さ30メートルから一気に流れ落ちる水の迫力は圧巻で、滝壺から舞い上がる水しぶきが肌に届くと、ひんやりとした心地よさに包まれました。秋の光に照らされて輝く水流は、まるで生きているかのように力強く感じられます。

さらに進むと、奇岩・巨岩が連なる昇仙峡らしい景色が広がります。垂直にそびえ立つ断崖や、長い年月を経て刻まれた岩肌は大自然の彫刻そのもの。思わず足を止めて見入ってしまいました。

初秋の昇仙峡は、夏の名残と秋の気配が同居する、特別な美しさに包まれていました。清流の音、滝の轟音、そして岩山の静けさ。その一つひとつが心を浄化し、自然の力を改めて実感させてくれる旅でした。

次は紅葉が深まる頃に訪れ、昇仙峡が見せるまた別の表情を楽しみたいと思います。